虫歯治療

虫歯とは

お口の中にはたくさんの細菌『口腔常在菌』がいます。口腔常在菌の中にミュータンス連鎖球菌を中心とする虫歯原性菌がおり、虫歯原性菌は、食べ物の糖質から乳酸などの酸を産生します。
酸が大量に産生されると、口腔内のpH(水素イオン指数)が酸性に傾き、歯の表面のエナメル質を溶かしはじめます。これを脱灰といいます。

唾液の作用によって数十分すると、今度はアルカリ性に戻り溶けた歯が補修されます。これを再石灰化といいます。酸性に傾き、アルカリ性に戻る状態をグラフ上の曲線で表したものをステファン・カーブといいます。

エナメル質が溶けはじめた最初期の段階では、エナメル質に抵抗性があることや、歯が再石灰化するため、エナメル質表層は溶けず、その下から溶け始めます。これをエナメル質の表層下脱灰といい、この段階を初期虫歯といいます。

虫歯治療の流れ

軽度の虫歯であれば、自然治癒することもありますが、一定水準以上まで進行した虫歯により失われた歯の構造は再生しません。そこで、虫歯治療により虫歯の進行を止め、歯を保存し、合併症を防ぐことができます。

治療は、虫歯を削って、修復材料で歯の形にします。削る時に痛みがあると予測される場合は、麻酔をします。

使用する修復材料は部位によりコンポジットレジンやインレーなどから決めます。虫歯が歯の神経近くまでも達している場合では、金属の詰め物ではしみてしまうので、ハイブリッドセラミックスを用いることもあります。虫歯が広範囲の場合、クラウンにすることが一般的です。これは虫歯部位を切削した後、残った歯に上からかぶせる物です。

虫歯の症状段階・
治療法について

虫歯の段階(C1~C4)により治療法が異なります。

C1:エナメル質内の虫歯

歯の表面のエナメル質という部分の範囲の虫歯です。痛みがないことがほとんどです。

治療内容

虫歯のリスクが低い方は経過観察をおすすめしています。もし治療が必要な場合はコンポジットレジンによる修復がほとんどです。

C1:エナメル質内の虫歯
治療の流れ

ご希望があれば麻酔を行います(麻酔をしなくても痛くない場合が多いです)
虫歯の部分を除去し、そこにコンポジットレジンを充填して光で硬化させます。形を整えて磨けば治療は終わりです。

C2:象牙質に達した虫歯

エナメル質を越えて、歯の内部の象牙質まで広がった虫歯です。痛みを感じる方も多いです。

治療内容

部位により、コンポジットレジンによる修復が可能な場合と、インレーという詰め物を製作する必要がある場合があります。

C2:象牙質に達した虫歯
治療の流れ

治療中に痛みを伴うので必ず麻酔を行います。 その後の治療は以下の2通りがあります。

  1. コンポジットレジン修復
  2. インレー修復

コンポジットレジン修復の場合はC1と同じです。

インレー修復の場合は、虫歯を除去したあと、詰め物が入りやすいように歯を削り、型取りを行います。その日は仮ぶたをして帰って頂きます。次のご予約の時に、再度麻酔をしてから、インレーをセメントで歯に装着して治療終了です。

C3:歯髄(神経)に達した虫歯

象牙質を越えて、歯の神経まで広がった虫歯です。ズキズキ痛むこともあります。

治療内容

ズキズキ痛みがある場合や、明らかに歯の神経が見えている場合は根管治療を行います。

C3:歯髄(神経)に達した虫歯
根管治療
治療の流れ

必ず麻酔を行います。
歯の神経を露出させない程度に、できるだけ虫歯を除去します。

薬剤を入れてから、コンポジットレジンで修復します。
この薬剤が、神経の部屋の内部に新たな象牙質をつくるのを促進します。
レントゲンで新たな象牙質が確認できたら、コンポジットレジンや薬剤を全て除去し、インレー修復を行います。

C4:歯質が失われた虫歯

虫歯が進行しすぎて歯を残せない状態です。

治療内容

歯を残せないケースが多いため、抜歯します。

C4:歯質が失われた虫歯
治療の流れ

麻酔をして抜歯します。抜歯した後どうするかについてはこちらをご覧ください。

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